2025/01/22 20:39

今回ご紹介する革を選ぶまでに約一ヶ月悩みました。
他のメーカーの革も検討しましたが、最終的にテンペスティ社の革に心を奪われました。
その独特の手触りや色合い、使い込むほどに深まる風合いは、どれも一度触れると忘れられないほど特別です。
今回ご紹介する新色、Bruciato(ブルチャート)、Fieno(フィエノ)、Mustard(マスタード)は、それぞれが持つ独自の個性とエイジングの美しさを兼ね備えています。
まず、これらの色を支える革について少しご説明させてください。
Maine(マイネ)
Maineは、イタリアの老舗タンナーTempesti(テンペスティ)の革職人が長年培った技術で生み出された、特別なレザーです。
この革の特徴は、革本来の自然な表情を活かしながら、高彩度の美しい色味を持つ仕上がりは、tempesti社ならではの技術です。
表面が柔らかく、扱いやすい革でありながら、ひび割れしにくく丈夫なつくりになっています。
さらに、使い続けることで色に深みが増し、マットな質感が少しずつ光沢を帯びていく経年変化も楽しめます。
Sibilla(シビラ)
一方のSibillaは、Tempesti社が手がける革の中でも繊細な色彩表現と質感にこだわったシリーズです。
革の表面をバフがけする事によりソフトな風合いを持たせ、ホワイトワックスを数回塗布した、軽やかな印象の革です。
ホワイトワックス加工により、表面はワックスのサラッとした質感ですが、使い込むほどにワックスが馴染み、表面が艶やかで立体的な表情に変わります。
この変化は、日々手に取るたびに「革が育つ」実感を楽しませてくれるでしょう。
それでは、各色の魅力についてさらに掘り下げていきます。
Bruciato(ブルチャート)
深みのあるブラウンが特徴のBruciatoは、テンペスティ社のMaineシリーズを使用しています。
一般的な焦茶の革とは一味違い、Tempesti社だからこそ出来る染色技術によって、少しアッシュがかった柔らかなトーンを演出。
落ち着きのある色味でありながら、シンプルすぎず、大人の品格を感じさせる絶妙なバランスが魅力です。
Fieno(フィエノ)
Fienoは、赤みを帯びたレンガ色が特徴。
同じくMaineの革を使用しています。
初めて革を育てる方にも扱いやすい色味で、自然な日焼けを彷彿とさせる優しいトーンが魅力的です。
時間とともに色に深みが増していくので、使い手自身の手でその変化を楽しむことができます。
Mustard(マスタード)
明るい黄色のMustardはSibillaシリーズを使用。
ホワイトワックス加工が施されており、使い始めはバターのような優しい黄色が印象的です。
黄色は派手に感じる方も多いですが、このマスタードは控えめな明るさで、初めて色物に挑戦する方にもおすすめです。
使い込むとワックスが馴染み、深みのある濃いマスタードへと変化していきます。
この経年変化が、まるで自分だけの一品を育てているような喜びをもたらしてくれるでしょう。
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今回ご紹介した新色は、1月24日(金)0:00より販売開始となります。
※ Fieno(フィエノ)・Mustard(マスタード)は数量限定の特別なカラーです。
気になる方はお早めに!
さらに!
新色発売を記念して、刻印オーダーの受付も同日スタートします!
通常は受付期間を3日間としていますが、今回は特別に1月31日(金)まで延長いたします。
お名前やイニシャルを刻印することで、より特別なアイテムに仕上げることができます。
ぜひ、この機会に新しい革の色と、あなただけのオリジナルを楽しんでくださいね♩